『プロ格闘家流「できる人」の身体のつくり方』(戸井田カツヤ著、イースト新書Q)に「やせてあたりまえの方法」を学ぶ

※先日紹介した『腹だけ痩せる技術』(植森美緒著、メディアファクトリー新書)を参考にしてドローインを実践して早2週間。行ったことはとてもシンプルで

 

①1日1回30秒間だけ最大限の力でお腹を凹ませる

②通勤時にお腹を凹ませながら歩く

という2つのみ。

 

 ※先日の記事

bookreviewer.hatenablog.jp

 

これを2週間行ってみたところウエストは2㎝減の86㎝、体重は1.2kg減の78.4kgになった。これくらいの数値だと誤差の範囲とみることもできるが、スラックスを履くときに以前のような気合は必要なくなった。

 

だがしかし、ここで満足しては元の木阿弥になってしまいそうなので、もう少しダイエットについて学んでみることにした。ちょうどそんな折、書店巡りをしていると1冊の本が目に入った。それは『プロ格闘家流「できる人」の身体のつくり方』(戸井田カツヤ著、イースト新書Q)という本。パラパラと中を見てみると、これまでダイエットの常識とされていたこととは異なることが書かれていて面白かったので、買ってみることにした。

 

本書を読んでまず面白かったのが有酸素運動では痩せないとしている点。これは最初は意外だと思ったが、自分自身のことを振り返ってみて納得した。というのも、私自身は昔から水泳、ロードバイク、ランニングとずっと有酸素運動を行ってきていて、現在もランニングだけは続けている。平均して月80km、多いときには月160km程度を走るが、それでも体重が(増えることはあれど)減ることはほぼない。(ちなみに体脂肪率もずっと20%で痩せ型というわけではない。)

 

それならばどうすれば痩せるのだろうか。ポイントは無酸素運動「食事」である。本書では主に筋トレを推奨しているが、有酸素運動ではなくこうした無酸素運動をすべき理由は2つある。1つは消費カロリーが有酸素運動よりも大きいということと、もう1つは無酸素運動後約48時間は代謝がアップするからである。

 

食事については本書では朝食抜きの1日2食を推奨している。というのも現代人の生活は消費カロリーが少ないにも関わらず、食品から摂取するカロリーは増えており、普通に3食食べていたら生活習慣病になる可能性がある。そのため、朝食は抜き、昼と夜のみ食べる1日2食がよいのである。そしてその2食も「食べるもの」に気を付ければ量はあまり気にしなくてもよい。ちなみに「食べるもの」はあまり難しく考えず「加工食品を避けて食材に近いものを食べる」ことだけを意識すればよい。

 

というわけで、以上のことを参考にして今後のダイエット計画を立ててみようと思う。

 

本書のまとめ

「ダイエットに必要なのは燃費の悪い身体をつくること」

そのために...

・強度の高い運動を短時間行う(無酸素運動

・食べるものにこだわり、朝食抜きの1日2食を実践

 

今回の参考書籍。元格闘家の著者がダイエット方法について書いた1冊。これまで常識とされていたこととは異なる意見であるが、読めば納得。有酸素運動をしているが痩せないという人には特におすすめ。(もちろん痩せたいと思っているすべての人にとってもおすすめできる1冊でもある。)