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『夕方5時からお酒とごはん』(伊藤まさこ著、PHP研究所)

その日はとても暑い夏の夜で、到着するなり「ごくごく飲めるものをお願いしますっ!」とお願いした。マスターはにこりと笑い、そっと差し出してくれたのが、このピコンのソーダ割りなのだった。オレンジとハーブの香りがする、ちょっとほろ苦いピコンのリキュールはソーダとビールとの相性がいい。家で作る時はピコン2に対してソーダが8。氷をたくさん入れて、レモンをしぼるとよりさわやかになる。

 

もともと本はよく読むほうであるが、最近のお気に入りは料理やお酒関係の本である。書店でパラパラと眺めてみて、一つでも気になるところがあれば買うのが私のルール。ちなみに上で引用したのもは、書店で『夕方5時からお酒とごはん』(伊藤まさこ著、PHP研究所)をパラパラと眺めているときに気になった箇所である。

 

私は家や外ではビールかレモンサワーしか飲まないし、それ以外のものもあまり積極的に飲もうという気は起らない。別にビールとレモンサワーに固執しているわけではなく、ただ単にそれらが好きで食事時でも違和感なく飲めるからというだけである。

 

そんな私であるが、とある日の夕方に書店で先の一節を読んだらどうしてもピコンのソーダ割が飲みたくなり、近所の酒屋に行ってみることにした。まず私が向かったのは松屋銀座。百貨店ならばお酒の品揃えは…なんて期待していったものの売り場ではPICONの文字を見つけることはできなかった。次に向かったのは三越。そこでPICONは見つけることはできず。やっぱり専門店にしかないようなレアモノなのかと思い、酒屋のやまやへ。もう探すのに疲れた私は店員さんにPICONの有無を確認。しかし店員さんからは「PICONは置いてませんねぇ」の一言。

 

なぜだろうか。目的のものがここまで見つけられないと段々意地になってくるのは。何がなんでもPICONを手に入れたくなった私は銀座から八重洲に移動し、八重洲地下街のリカーズハセガワ本店へ。ウイスキーばかりの店内をくまなく探したがここにもPICONなし。そして次で最後にしようと向かったのが、同じ八重洲地下街にあるリカーズハセガワ北口店。なぜか本店よりもかなり広い店内の入口近くでついに私はPICONをゲットすることができたのだった。

 

クタクタになって帰宅し、まずは一杯とばかりに飲んだピコンのソーダ割は…とってもしみた。

 

散々歩いてようやく手に入れたPICON。もはや愛おしさすら感じる。

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本日の参考書籍。個人的には伊藤まさこさんが何をしている人なのか知らないが、この人が書く食べ物やお酒の話はどれもとても美味しそうに思えてしまう。

夕方 5時から お酒とごはん

夕方 5時から お酒とごはん