『ビジネススーツを格上げする60のルール』(宮崎俊一著、講談社)に小物選びを学ぶ

お金持ちになりたければ長財布を使え。そんな非科学的なことを信じているわけではないが、これまで長札入れと小銭入れを使っていた。長札入れはお札の出し入れが非常に楽で気に入っていたが、ポケットに入れてもバッグに入れても少しかさばるのが気になっていた(私の長札入れは薄めのタイプではあるのだが…)。もう10年くらいは使っているので、思い切って買い替えることにした。

 

これまで使っていた長札入れ(ホワイトハウスコックス製)と小銭入れ(ビサルノ製)。長札入れは薄いが、横幅が広く意外とかさばる。

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とはいえ、実際にどんな財布を選ぶかは非常に悩ましい。ブランド、デザイン、色…組み合わせを考えるだけで、気が遠くなる。そんな折、たまたま読んだ『ビジネススーツを格上げする60のルール』(宮崎俊一著、講談社)にとても参考になることが書いてあった。以下引用。
 
革小物は、ひと目でブランド名がわかるようなものは選ばないことが鉄則
 
ここ数年、クレジットカードはもちろん、PASMOSuicaなど、電子マネーの普及により、小銭を使わない人が増えています。コンビニや自動販売機で飲み物を買う程度であれば、「ロングウォレット」もしくは「マネークリップ」ひとつで事足ります。電子マネーを活用すると会計が簡単ですし、何よりスマートな印象です。
メインのお財布として「マネークリップ」を使い、サポートの意味で「小銭入れ」を携帯する。現代社会に即した新しいスタイルとして、おすすめします!
 
私はもともとブランド物は好きではないし(ただし価格に見合った質の良いものは好きだ)、買い物もSuicaやクレジットカードばかりで現金を使うことはほとんどない。そんなわけで著者のアドバイスに従い、マネークリップと小銭入れを買うことにした。
 
今回買ったマネークリップと小銭入れ(ソメスサドル製)。ひと目でブランド名がわかるようなものではないし、デザインもシンプルでとても格好良い。ちなみ著者が勤める松屋銀座で購入した。
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実際に使ってみると、まだ革が硬いせいか若干使いづらい。でもマネークリップは非常に薄くてスーツのポケットに入れても、カバンに入れてもまったく邪魔にならないし、馬蹄型の小銭入れも小銭が非常に取り出しやすい。そして質の良い革を使っているのに値段が全然高くないのが良い。
 
マネークリップを使う人はお金に対する執着がなく浪費家、そして貯蓄もないという※意見もある。だけどもマネークリップは現金もカードもそれほど収納できるわけではないので、逆に必要最低限のものしか持たなくなり、無駄使いを減らせるような気もする。まぁこればかりはしばらく使ってみないことにはわからないが…
 
※参考記事
 

今回の参考書籍。小物のチョイスでスーツスタイルを台無しにしないためのアドバイスが満載。紹介されているアイテムは定番のものから一味違った小物までと幅広いのでとても参考になる。 

9割の人が小物選びで損をしている ビジネススーツを格上げする60のルール

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