【受験記】ウェブデザイン技能検定3級

先日、ウェブデザイン技能検定3級の試験を受けてきた。知名度が低い資格(Twitterで検索してもつぶやいている人があまりいない)ではあるが、実はれっきとした国家資格である。

試験の説明については以下の通り。(ウェブデザイン技能検定公式サイトより引用)

ウェブデザイン技能検定は、国家検定制度である技能検定制度の一つとして、厚生労働省より職業能力開発促進法第47条第1項の規定に基づき指定試験機関の指定を受け、特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会(以下、当協会)が実施するものです。

試験は実技および学科試験で実施され、関連国際標準規格等に基づきウェブデザインに関する知識・技能、実務能力等が問われます。1級の合格者には厚生労働大臣より、2級及び3級の合格者には当協会理事長より、ウェブデザイン技能士の合格証書が発行されます。


国からウェブデザインの技能を認めてもらえるならば、それは受けない手はない。というわけで学習を始めたわけだが、前述したとおりまだまだ知名度が低い資格ゆえ参考書が充実していない。試験は実技と学科があるのだが、とりわけ学科については出題範囲が広く何を勉強したらよいか初学者の私にとってはまったくわからなかった。

とりあえずウェブデザイン技能検定公式サイトで紹介されている2~3種類の参考書の中から書店で購入可能なものをチョイスしたが、いざ過去問を解いて解説を読んでもまるで理解できなかった。一方実技についてはProgateというプログラミングのオンライン学習サイトでHTMLとCSSをやりこんで基礎的なことに関しては理解していたため、それほど不安はなかった。

そんなわけで約2カ月間、理解のできない学科の過去問を解き、そして実技はProgateで手を動かしながら学習し、試験当日を迎えた。実技の過去問はまったくやっていなかったので、試験前の朝に1年分の過去問をサラッと解いて試験会場に向かった。

試験は実技から始まったが、過去問とほぼ同じ問題であったためこちらは問題なく終了。試験終了前に退出し、学科の最終確認をすることに。ただ、参考書やアプリで問題を解いても知識が乏しいことが露呈し不安は増すばかり。そして問題の学科が始まるとやはり知識を体系的に学ぶような対策をしていなかったため大苦戦。知っているかいないかだけの問題なのでわからない問題はいくら考えてもわかるはずはない。これは試験対策の方法を完全に誤った、そう思いながら試験を終えた。

試験の翌日、持ち帰った問題と解答速報を照らし合わせ、自分が合格しているかどうかを確認。7割点が取れていれば合格できるが、おそらく実技は問題なく、不安だった学科は25問中19問正解できていたので何とかギリギリ合格できていそう。

合格発表で自分が合格していることを確認したら、今後は2級の試験を受けてみようと思うが、今度は知識が体系的に理解できる参考書を買って勉強していこうと思う。


【今回使用した参考書】
よくわかるマスターと書いてあるが、まったくわからなかった。