読書

呉真由美著『スポーツ速読完全マスターBOOK』(扶桑社)

本書は速読について書かれた本である。速く読むとはどういうことなのか、ということから、速く読めるようになるためのトレーニング法まで網羅されているので、本を速く読みたいと思っている人にとっては最適な1冊である。 本書によると、速読はテクニックで…

庄野雄治著、平澤まりこ絵『コーヒーの絵本』(ミルブックス)

ハンドドリップで入れた美味しいコーヒーを自宅で飲みたい。ずっとそう思ってきたがハンドドリップは自分の中ではハードルが高くなかなか手を出せずにいた。そんなある日青山ブックセンターで庄野雄治氏のトークショー「おうちのコーヒーをグッと美味しくす…

化粧水で顔が5歳若返る?

先日読んだ『結果を出す男はなぜ「服」にこだわるのか?』(戸賀敬城著、中経出版)という本にこんなことが書いてあった。肌の若さを保つことができれば、それだけで実年齢より5歳若く見られることも可能です。(P153)肌の若さを保つためには特別なことをす…

確定拠出年金の運用商品の選び方

いきなりだが、9月に送られてきた私の確定拠出年金モニタリングレポートを見ていただきたい。平均利回り3.65%であるなか、私の利回りは20.43%もある。私が確定拠出年金で運用を始めたのは民主党政権下の株価が低迷していた時期なのでこの利回りを実現でき…

坪田一男著『アンチエイジング・バトル最終決着』(朝日新書)

昔から老け顔と言われてきたせいか、アンチエイジングに対して人並み以上に関心を持っている。そんな私は老化防止のために毎日「飲む酢」を飲み、10秒の背伸びを行い、さらには水をたくさん飲むというベタなことまでやっている。だが、老化防止によいと言わ…

夕凪著『スタバ株は1月に買え! 10万円で始めるイベント投資入門』(東洋経済新報社)

本書はイベント投資全般について書かれたものである。イベント投資の仕組みや、イベント投資に適した銘柄の選び方、そしてまずはどんなことから始めればよいかといったことが書かれている。ちなみにイベント投資とは、株価が上がるタイミングを見据えて、人…

マネー・ヘッタ・チャン著『ヘッテルとフエーテルのみにくいアサヒるの子』(幻冬舎)

本書は、『ヘッテルとフエーテル』(経済界)や『マッチポンプ売りの少女』(あさ出版)など、これまで刺激的な作品を執筆してきたマネー・ヘッタ・チャンの新作である。ちなみにタイトルにある「アサヒる」とは、「事実を捏造して、自分の利益のためにうま…

清水草一著『フェラーリの買い方』(竹書房新書)

本書はタイトルにある通りフェラーリの買い方について書かれた本である。 新車のフェラーリだけでなく、F1マシンやスペチアーレ・フェラーリの買い方にまで言及されている。それこそどこで買えるかといった超基本的なことから、オプション選択、支払い方法…

本田直之著『思考をやわらかくする授業』(サンクチュアリ出版)

年を重ねるにつれて私たちの行動パターンや考え方は固定化されていく。家から駅までの道のりといったほんの些細なことから物事の捉え方、考え方といった大きなことまで無意識のうちにいつものルート(考え方)を選択してしまい冒険するということをしなくな…

村上純著『人生で大切なことはラーメン二郎に学んだ』(光文社新書)

『人生で大切なことはラーメン二郎に学んだ』なんとも壮大なタイトルではあるが本書の大半は二郎の歴史、店内での作法メニューの詳細な解説、各店の特徴で占められている。二郎はメディアに出ることがないので(メディア露出禁止令が出ているらしい)その分…

松浦弥太郎著『即答力』(朝日新聞出版社)

自分の周りにあるチャンスをつかむために声をかけられたら即答すること。(チャンスに遭遇したときに素早く反応する。)これが著者の主張である。自分を飛躍させるチャンス、出世するチャンス人脈や知見を広げるチャンスなど自分の周りには様々なチャンスが…

三枝理枝子著『人は「そとづら」が9割』(アスコム)

「そとづらがいい」と聞いて良い印象を抱く人はあまり多くはないだろう。著者はそんな「そとづら」をよくすることを推奨している。「そとづら」をよくして楽しく充実した人生を送ろうというわけだ。たしかに「そとづら」は悪いよりはよい方が人付き合いはう…

犬山紙子著『高学歴男はなぜモテないのか』(扶桑社新書)

高学歴男はなぜモテないのか。タイトルにもなっているこの問いへの答えは序盤であっさりと書かれている。コツコツと勉強し、いざ有名大学に入るも、有名大学に入ったからといってモテるものでもない。恋愛市場は結局「コミュニケーション力」がモノを言う場。…

内館牧子著『カネを積まれても使いたくない日本語』(朝日新書)

本書を読む前は著者が日本語の乱れを指摘するだけの本だと思っていた。だが著者はただ日本語の乱れを指摘するだけではなくなぜ日本語は乱れてしまったのかということにまで触れている。今までそんなことは深く考えたことはなかったし言葉の乱れは単に話す人…

島地勝彦著『迷ったら、二つとも買え!』(朝日新書)

将来のために無駄遣いをやめて蓄えようと言う人が多い中で著者のように無駄遣いを推奨する人は珍しい。だが、私は著者の主張には大いに賛成である。うまいものを食べ熟成シングルモルトを飲み上質なシガーをくゆらす。そしてセンスの良い一級品を身につける…

高梨としみつ著、ジョー・ナヴァロ原作『漫画・FBI式 しぐさの心理学』(メディアファクトリー新書)

目は口ほどに物を言う、という言葉があるが目以上に自分の本音が表れてしまう部位がある。そう、それは「足」である。たとえば相手が自分に好意があるかどうかは足が自分に向いているかどうかでわかる。好意があれば足は自分の方に向きそうでなければたとえ…

森俊憲著『人生を変える筋トレ』(洋泉社)

夏になり薄着になるとやはり自分の体型が気になってくる。以前太っていた私は意識的に減量したことで見た目もBMIの数値も標準になった。でもそこから筋肉をつけてメリハリのある体型になれば今以上に服を格好よく着られるのではないか。 と思い筋トレをしよ…

安田正著『一流役員が実践している仕事の哲学』(クロスメディア・パブリッシング)

行動や習慣とはその人の意識や考え方が反映されるものである。だから新しい行動や習慣を取り入れようと思ったらまずは自分の意識や考え方を変えないといけない。意識や考え方が変われば行動は自然と変わる。以前の私はそう思っていた。ただ最近になってこの…

にっぽん食べ方研究会編『[図解]知ってるようで知らない食べ方の常識』(実業之日本社)

以前読んだ松岡修造氏の『人生を変える 修造思考!』(アスコム)で松岡氏のお寿司の食べ方が紹介されていたのだがこれがとてもユニークで今でも強く印象に残っている。松岡氏曰く、お寿司を食べるときには最初にネタが舌に触れるべきなのでお寿司を手でつか…

政近準子著『一流の男の勝てる服 二流の男の負ける服』(かんき出版)

ビジネスでどんな装いをすべきか。ただそれを知りたいだけであれば先日紹介した宮崎俊一氏の※『成功する男のファッションの秘訣60』を読めば十分である。※スーツ、シャツ、ネクタイそれぞれについてどんなもの(色や形、サイズ)をどれだけそろえれば良いか…

宮崎俊一著『9割の人が間違ったスーツを着ている 成功する男のファッションの秘訣60』(講談社)

ちょっと暴論かもしれないがスーツの着こなしに無頓着な人で仕事ができる人はいないと思っている。私の会社にいた仕事のできない人は必ずと言っていいほど自分に合ったサイズのスーツを着ておらずジャケットのボタンを全部留めていたりスラックスにクリース…

植森美緒著『1日1回背伸びするだけで人生と体形は変わる』(メディアファクトリー新書)

『1日1回背伸びをするだけで人生と体形は変わる』本書を読む前は背伸びをすると良い姿勢になり異性にモテるとかそういう意味で人生が変わるのかと思っていた。だが、実際読んでみてそんなことを思った自分を恥じた。本書にある人生が変わるとはよく自己啓発…

笠井奈津子著『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』(晋遊舎新書)

You are what you eat.(食べるものがその人をつくる)という言葉があるように何を食べるかというのは自分の体を(肉体的、精神的に)健康に保つためには非常に重要なことである。昔仕事が忙しかったころにご飯を作るのが面倒で朝食なし、昼ファストフード、…

宮崎俊一著『9割の人が間違った買い物をしている 成功している男の服選びの秘訣40』(講談社)

30代ともなると普段着に学生時代のようなラフな格好をしていてはさまにならない。年相応でない格好でもそれをカバーできるほどの長所や魅力があればそんなことを気にする必要もないのだろうがいたって普通、というより普通以下の私はまず見た目で相手に好印…

伊藤喜之著『バカでも年収1000万円』(ダイヤモンド社)

本棚を整理していたら出てきた1冊。タイトルからすると完全にトンデモ本の類であり自分でもなんで買ったのか覚えていない。このまま読まずに…とも思ったのだが軽い気持ちで読んでみたら意外と(と言っては失礼だが)面白く、結局は全部読んでしまった。著者…

大和田潔著『糖尿病になる人痛風になる人』(祥伝社新書)

最近よく聞くメタボリックシンドロームという言葉。ちょっと太った人が自虐的に使うことが多いせいかあまり深刻さが感じられない。だが、このメタボな状態を放っておくと糖尿病や痛風、そしてアルツハイマーになる可能性が高くなる。糖尿病や痛風の怖さはあ…

ホイチョイ・プロダクションズ著『戦略おべっか どんな人でも、必ず成功する』(講談社)

本書はビジネスで成功するために使える様々なおべっか(気づかい)が紹介されている。Amazonのレビューは実に散々なのだが年功序列や終身雇用がなくなりつつあり(形だけだったりする場合もあるが)実力主義が浸透してきたこのご時世であえて「おべっか」を…

大村大次郎著『税務署員だけのヒミツの節税術 あらゆる領収書は経費で落とせる【確定申告編】』(中公新書ラクレ)

本書は先日紹介した『あらゆる領収書は経費で落とせる』の続編である。(レビュー)内容は『あらゆる~』と重複することも多いが自営業の方や個人事業者、フリーランサーは読んでおくべき一冊と言える。前著同様にあらゆる領収書を経費で落とす方法から一般…

植森美緒著『腹だけ痩せる技術』(メディアファクトリー新書)

「腹だけ痩せる」(私も含め)お腹まわりの脂肪が気になる人にとってはかなり気になるタイトルであるに違いない。 しかも腹だけやせるといってもそのために筋トレや運動、食事制限をする必要はなくただお腹を意識的に凹ませるだけでお腹が締まり、痩せるとい…

伏木亨監修、筆吉純一郎著『漫画 居酒屋のつまみを劇的に旨くする技術』(メディアファクトリー新書)

本書の「おわりに」で著者も触れていたが現在は「おいしい食べ物」の情報はあふれているが「おいしい食べ方」に関する情報は少ない。どういう風に食べるとおいしく感じるかなんて(食べる順番や組み合わせなど)気にしている人はあまりいないだろうがこれは…